Firma Watanabeのヒストリー

1996年渡独、現在のクラシックベンツ専門店WERKE社メンバーとクラシックカーパーツ輸出業を始め、同僚は2007年大阪にWERKE社を開店させるために日本へ帰り、私はベルリンに残り業務の継続並びにWERKE社へのパーツの供給をする事になりました。個人の趣味でもあるポルシェも来独後より絶える事なく乗り続けております。 ポルシェパーツは当初より取り扱っており日本のポルシェオーナーからの廃番部品などを探す依頼をお受けして、口コミ等でいつの日かポルシェオーナーのパーツの困ったときの駆け込み寺に発展していきました。

仕事量も増え、車の輸出入が加わり会社の規模を大きくするのではなくポルシェ356を中心にポルシェ911(1973年式)までのポルシェに絞り込む事により行き届いたサービスそしてクラシックポルシェ専門店として現在まで発展して参りました。 現在ではドイツ国内や日本だけではなくヨーロッパ諸国そしてアメリカ合衆国にまで顧客を持つようになりました。


Firma Watanabeの観念(フォロゾフィー)

当社はオリジナルにこだわり工場出荷時(オリジナル)の状態にいかに近いか?という事にこだわっております。 当社でのパーツ売買の決断は価格中心ではなく品質中心でおこなっている関係で巷の価格設定よりも高くなっているパーツもあるかと思います。 情報収集が簡単となった今の世の中希少パーツをコレクションしている人はその価値を熟知している為に安売りしている物は何らかの理由がある場合がほとんどです。 当方ではパーツを安売りする事はございませんが、お客様とコミュニケーションを取る事によりお客様が本当に必要とされている状態(新品、中古、ハイクオリティーリプロ)のパーツを販売する事や確かな品質を納品する事で最終的には多くの金額を節約できる事になります。

当社では顧客、常連客や当ショップの理解者を大切に致します。よくある会社の宣伝のニュースレターなどはございませんが、もちろん「声をかけてください」という方へは対象となる希少パーツなどを仕入れた場合はメールにてご紹介させて頂いております。 ショップと顧客の枠を超え、車文化に注ぐ情熱を持つもの同士として、同士がカーライフを長くより一層満喫できるようにサポートしていきたいと考えております。


当社サービス内容


■入手困難なパーツの手配


現在簡単に手に入るパーツがなぜか車に合わない、または合うけれど、どうも当時のパーツと形状や色が違うなどという事がよくあるかと思います。 車は工場出荷時(オリジナル)の状態から変化すれば変化するほど、その車の持つ輝きや価値を失います。 その当時物の純正パーツを購入するのに現在簡単に手に入るパーツ価格の3倍の金額を払う必要があるかも知れませんが、それがクラシックカーに組み込むべきである本当のパーツ価格であり、形状や色が違う物の価格というのは目安にはなりません。

当社では長年築き上げて来た多くのコネクションを利用して車が製造された年代のパーツを検索致します。 必ずしも即見つかる訳ではありませんし、何年も探し続けるパーツもあります。 それでも、絶対に諦めないのが当社のポリシーです。

■パーツのレストア


パーツはレストアした時点で今までの使用感などを失いますので当社では一部のパーツはレストアはおすすめは致しておりません。 代表的な物は革製品などで、出来る限りの愛情を捧げて手入れをしてあげて現状を維持する、または受け入れる事をお勧めしております。 その他のパーツでは錆などで機能しなくなると走行上問題が出て来る場合がありますので、それらの部品は修理しなければなりません。 そのときの選択肢として部品交換とパーツレストアの道に分かれます。 当時物の新品部品が見つからない入手困難なパーツ、当時物の新品部品でも長年の保管状態が良くなく、新品でも難があるものもあります。 それに加えてパーツには製造年などが打たれている物もあり交換してしまうとオリジナル度が下がってしまうパーツなどもあります。 以上の理由により不都合パーツは交換かレストアかというのはコスト面だけで判断するのではなくクラシックカーをオリジナル状態に保つという観点からの決断が必要です。

当社では各分野においてパーツレストアのスペシャリストにも精通しております。 更なる品質向上を目指すため腕が良いと聞けば地球の裏側までも品質を確かめますし、更に高い品質を求めるための意見交換なども活発的におこなっております。 一般のかたが10〜20年に1度する作業を当方では年数回おこなっています。 しかも現状に満足する事なく職人と更に高い品質を求めるためのミーティングや車とは関係ない研究所などにパーツを送り腐食テストなどもしております。

■お車の販売や仲介


不定期にお車などを紹介させて頂いておりますが、ブログやホームページで必ずしも公開する訳ではありませんので、売買に関するお問い合わせはメールにてご相談ください。




ご意見ご感想はメールにて。

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